研究課題/領域番号 |
23592786
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研究機関 | 大阪歯科大学 |
研究代表者 |
合田 征司 大阪歯科大学, 歯学部, 講師 (70351476)
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研究分担者 |
金下 祐己 大阪歯科大学, 歯学部, 講師(非常勤) (70595793)
池尾 隆 大阪歯科大学, 歯学部, 教授 (40159603)
堂前 尚親 大阪歯科大学, 歯学部, 名誉教授 (60115889)
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キーワード | T細胞 / ケモカイン / I型コラーゲン |
研究概要 |
本研究では、慢性歯周炎症組織に発現が見られる炎症性ケモカインCXCL12(SDF-α1)刺激によるT細胞の慢性歯周炎症組織浸潤機序についての解明を進め、特にその機序におけるSTATとの関係についての解明をするために実験を行っている。 STATノックダウンT細胞のCXCL12刺激による細胞内タンパク質のチロシンリン酸化を検討するために、STATノックダウンT細胞をCXCL12刺激し、細胞を可溶化しリン酸化抗体を用いウエスタンブロッテイングを行った。STATノックダウンT細胞とwild typeの細胞と比較してCXCL12刺激ではリン酸化に影響が認められた。次にリン酸化が変化しているタンパク質を同定するために、CXCL12刺激後に得られた可溶性タンパク質を抗リン酸化抗体で免疫沈降を行い、タンパク質の同定を行っている。現在、guanine nucleotide exchange factor, serine/threonine-protein kinases, nuclear factor kappa-light-chain-enhancer of activated B cells, Extracellular Signal-regulated Kinaseなどのタンパク質を反応させた。 CXCL12刺激によるSTAT1の細胞内局在を明らかにするために、CXCL12刺激した細胞を0.2% Triton X-100と細胞を2分間反応させ、抗STAT抗体と細胞を反応させた後、FITC標識IgG抗体と反応させ3.7%ホルマリンで固定し、共焦点レーザー顕微鏡にてSTATの局在を観察した。CXCL12刺激によりSTATの局在は、核の移動などが起こる可能性が示唆された。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
CXCL12刺激によるSTATの下流に存在するシグナル伝達物質の同定を行っているが、その物質がはっきりと同定できていない。
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今後の研究の推進方策 |
実験の遂行状態では、マイクロアレイなどによりタンパク質のターゲットを絞って行きたい。
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次年度の研究費の使用計画 |
in vitroでの研究のために必要な培地、ディッシュやピペットなどの細胞培養関連消耗品および抗体、各種試薬や阻害剤を研究費として使用する。また、情報収集および研究成果の発表のために学会への出張費も使用する予定である。その後、成果を発表する予定であり論文投稿料も計上する。
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