研究概要 |
DEFB1のSNP(rs11362,rs1800972,rs179946)をターゲットとしたプライマーを設計しPCR反応をおこなってきた。PCR反応はポジティブであったため、得られたPCRプロダクトをDNAシークエンスのよる配列分析をおこなった。しかしながらターゲットのSNP付近でかつ、他のSNPを含まない配列におけるプライマーの設計を行ってきた。しかしながら、得られたプロダクトをDNAシークエンスにより確認すると、デュアルピークを示し複数のプロダクトが得られている可能性が高く特異的なPCR反応方法の確立反応となっていないことが確認された。対象領域と近似した配列がBLASTでも検出されていたため、ターゲットのみを特異的に検出できるPCR反応の確立までいたっていない。 う蝕感受性と個体差のジェノタイピングの検討の発展のため、口腔内データだけで無く実際の歯牙のう蝕感受性のシュミレーションの検証が必要で有る。そのため、これまで我々が開発してきた自動pHサイクル装置を用いて、う蝕感受性をシュミレーションを行った。フッ素による予防効果の検証のため、フッ素バーニッシュの脱灰抑制効果について検討を行い、フッ素バーニッシュの脱灰抑制効果が示唆された。 遺伝子多型との関連性を検討する予定であった、口腔内診査データおよび問診事項、唾液の緩衝能から唾液の緩衝能とう蝕の有無に相関がみとめられ、う蝕リスクの個体差との関連性が示唆された。
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