研究課題
基盤研究(C)
ジルコニア(Y-TZP)フレームを用いるクラウンでは、陶材の破折や剥離が問題となる。本研究では、焼付強さが必要な咬合面部はポーラス、高強度が必要となる歯頚部は緻密となる2層構造Y-TZPフレームを考案した。市販のY-TZP粉末に造孔剤を添加して焼結しポーラス/緻密2層構造のブロックを試作し、市販および緻密質Y-TZPと比較した。フレームに陶材を積層してクラウンを製作し、加工精度とクラウンの破壊荷重を求めた。製作したクラウンは、他の2種よりも31~35%破壊荷重が大きかった。本研究より、2層構造Y-TZPフレームは、築盛陶材が剥離しにくく、今後の臨床応用が期待できる材料であることが示された。
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