研究課題/領域番号 |
23592852
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研究機関 | 徳島大学 |
研究代表者 |
大倉 一夫 徳島大学, ヘルスバイオサイエンス研究部, 助教 (70304540)
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研究分担者 |
重本 修伺 徳島大学, ヘルスバイオサイエンス研究部, 助教 (20294704)
安陪 晋 徳島大学, 大学病院, 助教 (10359911)
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キーワード | 睡眠時ブラキシズム / スプリント / 下顎安静位 / 睡眠 / 睡眠時下顎安静位 / ポリソムノグラフ / 顎機能 / 咬筋EMG |
研究概要 |
本年度は、前年度に測定した被験者の解析を行うとともに、本年度ぶんの測定・解析を並行して行った。解析の結果、パルスオキシメータの接触不良が判明したため、新規被験者測定に先立ち、これを追加購入し、模擬測定で異常がないことを確認した。さらに睡眠時6自由度顎運動測定システム(現有)の追加整備を行った。6自由度顎運動測定器のハードウェア部分には異常を認めないが、測定・解析プロセス(自作ソフトウェア)において、手順があまりにも煩雑であったため、ソフトウェアの合理化・簡略化を進めた。具体的には、入力・操作ミスを引き起こしがちな手動部分を自動化するとともに、一連の解析操作を最適化した。 被験者選択はつねにアップデートし、リストも作成できているが、上記要因により本年度の測定は、ベースライン測定が2名(成人男性2名)、すべてのメニューを完了したものが1名(成人女性1名)となっている。解析作業はすでに完了しており、引き続き測定を行う予定である。 本年度までに行ったベースライン測定をもとに各学会にて結果発表を行うとともに、書籍の著作を行った。論文執筆もすすめている。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
当分野で開発した睡眠時6自由度顎運動測定システム(現有)を用いて測定解析を行った。6自由度顎運動測定器のハードウェア部分は異常を認めなかったが、ポリソムノグラフのパルスオキシメータ部分において、断線と思われる異常を認めた。急ぎそのほかの電極に異常がないか確認するとともに、パルスオキシメータ一式を追加購入した。解析を重ねるうえで、測定・解析ソフトウェア(自作)の煩雑さがネックとなってきたため、ソフトウェアの合理化・簡略化を進めた。具体的には、入力・操作ミスを引き起こしがちな手動部分を自動化するとともに、一連の解析操作を最適化した。上記改善のために4ヶ月程度必要となった。本年度は、目標としていた10名の測定は達成できず、3名の測定(すべてのメニューは1名、ベースライン測定が1名。デモンストレーションは含まず)に終わった。測定環境の整備は完了しており、次年度分の被験者はすでに決定しているため、速やかに測定を遂行する予定である。
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今後の研究の推進方策 |
睡眠時6自由度顎運動測定システムの整備は完了し、臨床研究倫理委員会の認可、必要書類の作成、実験系も確立しているため、引き続き被験者の測定ならびに解析を行う。年間10名を目標としている。なお、第一夜で睡眠障害が発見される可能性もあるため、被験者の募集と選択は常に続ける必要がある。
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次年度の研究費の使用計画 |
基本的に使用計画に変更はない。睡眠時6自由度顎運動測定システムの整備に時間を要したことは残念であった。次年度への繰越額は、測定システムに異常がなければ旅費に使用する予定である。測定環境は確立しているものと考えられるので設備備品の購入を行う予定はなく、測定を継続するため、消耗品としてスプリント製作材料、電極類、バックアップ用の記録媒体を購入する。また、実験協力者に対する謝金を計上している。調査・研究旅行として国内ならびに海外旅費を計上している。得られたデータを用いて論文発表、学会発表も行う予定である。
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