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2013 年度 実績報告書

義歯支持能力評価システムを用いた患者評価

研究課題

研究課題/領域番号 23592868
研究機関昭和大学

研究代表者

原 聰  昭和大学, 歯学部, 兼任講師 (50384334)

研究分担者 佐藤 裕二  昭和大学, 歯学部, 教授 (70187251)
下平 修  昭和大学, 歯学部, 講師 (30235684)
七田 俊晴  昭和大学, 歯学部, 講師 (70307057)
内田 圭一郎  昭和大学, 歯学部, 助教 (30384332)
竹内 沙和子  昭和大学, 歯学部, 助教 (50585784)
キーワード義歯支持粘膜 / 粘膜厚さ / 弾性率 / 疼痛閾値
研究概要

良質な有床義歯補綴治療を提供するためには適正な術式の選択が必須であり,義歯支持組織の的確な診断を行うことが極めて重要である.しかし,粘膜組織の義歯支持能力は各個人,各部位により異なるため,有床義歯補綴治療の診断に際しては客観的分析が重要と考えられ多くの研究がなされてきた.現在,有床義歯補綴治療の診断基準である日本補綴歯科学会で推奨されている症型分類では,無歯顎の欠損部顎堤形態(高さ・断面形態)・粘膜性状(硬さ・厚み)について難易度判定を行っている.  無歯顎欠損部顎堤形態においては当教室の一連の研究で定量的評価が可能となった。赤坂らは複数の歯科医師によって100組の研究用模型を主観的評価と模型計測による客観的評価から基準値を決定し,補綴学会の症型分類の診断基準として採用されている.石原らにより顎堤の高さと断面形態の基準値から顎堤診断用スケールの開発を行った.一方,粘膜性状(硬さ・厚み)については当教室で一連の研究が進行中である。粘膜の「硬さ」と「厚さ」に関しては定量的評価法を確立し,その相互関係について明らかにしてきた.また,粘膜の粘弾性的性質を解析するため,超音波厚さ計にひずみゲージを応用し,義歯支持粘膜の厚さと測定荷重量を同時測定する手法を確立した.
一方で,義歯装着者にとって疼痛は最も重要な不快症状であり,有床義歯の機能や治療結果に直結する.そのため,この測定荷重量を臨床的な義歯支持粘膜の負担能力に大きく影響する疼痛閾値と関連付けることで,義歯支持粘膜の物理的性状と疼痛の関係を評価することは重要であると考えた.そこで,義歯支持粘膜の性状の客観的指標である厚さと弾性率および疼痛閾値との関連性を明らかにすることを目的とし,有歯顎者の口蓋粘膜について測定を行った.

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2013

すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件)

  • [雑誌論文] The influence of denture supporting tissue properties on pressure-pain threshold-measurement in dentate subjects2013

    • 著者名/発表者名
      Akio Isobe, Yuji Sato, Noboru Kitagawa, Osamu Shimodaira, Satoshi Hara, Sawako Takeuchi
    • 雑誌名

      Journal of Prosthodontic Research

      巻: 57 ページ: 275-283

    • DOI

      10.1016/j.jpor.2013.07.002

    • 査読あり

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公開日: 2015-05-28  

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