研究課題
基盤研究(C)
本研究では義歯支持粘膜の性状の客観的指標である厚さと弾性率および疼痛閾値との関連性を調査した.計測は当教室で開発した粘膜の厚さと荷重量を同時測定する装置を用い,被験者は有歯顎者17名に対し,計測を行った.測定部位は口蓋粘膜の正中部,側方部,中間部の3点とした.口蓋粘膜の「厚さ」と,「弾性率」を粘膜性状のパラメータとし,疼痛発生時点での「圧力」,「沈下量」,「圧縮率」を疼痛閾値のパラメータとした.今回得られた結果から正中部と中間部において厚さからは疼痛閾値の指標である沈下量が推定されるため,疼痛を生じやすい部位におけるリリーフ量などの指標になると考えられる.
すべて 2013 2011 その他
すべて 雑誌論文 (1件) 学会発表 (4件) 備考 (1件)
J.Prosthodont. Res.
巻: 57(4) ページ: 275-283
http://www10.showa-u.ac.jp/~geria/