研究課題/領域番号 |
23592904
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研究機関 | 神奈川歯科大学 |
研究代表者 |
星 憲幸 神奈川歯科大学, 歯学部, 講師 (20339782)
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研究分担者 |
川瀬 俊夫 神奈川歯科大学, 歯学部, 教授 (30084784)
木本 克彦 神奈川歯科大学, 歯学部, 教授 (70205011)
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研究期間 (年度) |
2011-04-28 – 2015-03-31
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キーワード | インプラント周囲炎 / 光触媒効果 |
研究概要 |
表面処理方法は,実際に口腔内でのスプレーコーティングは様々な諸問題から実現が困難である可能性が高いため,インプラント体表面にあらかじめリカバリー可能な構造を構築することで万が一インプラント周囲炎が生じた場合に日常臨床時に簡便に対応することが出来るもの新規開発となるインプラント体の開発を専門家を含めて検討中である.現時点では,様々な表面処理法を行いて表面構造と性状の検討を行なっている最中であり,その後の細胞実験による処理方法決定のための細胞実験系も並行して準備,検討中である. また,実際に動物による実験を行うときに確実にインプラント周囲炎が惹起できる方法を確立するために,ビーグル犬を用いて検討を行なった.予備的実験ではインプラント周囲炎を確実に惹起できていることを様々な方法で確認できている.しかし,様々なインプラト体が現在市販されているため,どのメーカーのインプラント体でも確実に惹起できるかを現在ビーグル犬を用いた実験を重ねて検討している最中である. 更に,光触媒効果を用いる際には現在までその効果のみに焦点があたっていたが,実際の臨床時にはその効果がどのくらい継続するのか,そして処理後の保管方法はどのようにしたら良いのかも大切となってくる.しかし,そうした検討は今までなされておらず,本年度,光処理後の光触媒効果の持続性と保管方法について実験を重ねてデーターを得た.現在では,そのデーターをもとに論文を制作して投稿中である.
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
表面構造の新規開発は専門家を交えて検討し製作および表面性状の検討を行なっている最中である. また,インプラント周囲炎に関しても惹起方法を確立できており,いつでも動物実験に応用できる下準備が完了している. 更に,光触媒効果に関する基礎的実験データが得られえ論文として投稿まで終わっている.
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今後の研究の推進方策 |
早期にインプラント体に付与する表面処理法を細胞データも利用しつつ確立する.その後,動物実験によるインプラント周囲炎に対する処理方法を検討し確立する揚程である.
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次年度の研究費の使用計画 |
現在,検討中の表面処理法の有用性を細胞を用いて検討し,最適な処理方法を見つけ出す.
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