研究課題
基盤研究(C)
桂花による持続的な嗅覚刺激は、視床下部におけるOrexinの発現抑制、Orexinニューロン数の減少と体重増加の抑制を伴って、水迷路実験における空間記憶能力を亢進させることが明らかとなった。一方、亜鉛欠乏食給餌は味覚減退に関与していると考えられているが、摂食行動特性の変化だけでなく、海馬におけるGFAP陽性細胞数の増加を伴い空間記憶能力の低下を認めた。さらに、抜歯による咀嚼機能低下条件を付加すると、その効果は増強することが明らかとなった。以上の結果より、嗅覚や咀嚼、味覚等顎口腔感覚入力の変化は空間記憶能力を制御する因子となり得る可能性が示唆された。
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