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2012 年度 実施状況報告書

ソフトコンピューティングによる口腔粘膜疾患診断支援システムの開発

研究課題

研究課題/領域番号 23592936
研究機関九州歯科大学

研究代表者

冨永 和宏  九州歯科大学, 歯学部, 教授 (40188793)

研究分担者 土生 学  九州歯科大学, 歯学部, 助教 (00360058)
大谷 泰志  福岡大学, 医学部, 助教 (90609504)
キーワード粘膜疾患
研究概要

口腔癌、白板症、口腔扁平苔癬、正常粘膜をソフトコンピューティングの手法で鑑別するソフトウェアを開発中である。昨年度までの研究で扁平苔癬を鑑別するために、同疾患の特徴的所見であるレース状白斑の自動識別に成功していたが、平成24年度は癌の特徴的所見である顆粒状潰瘍と白板症の特徴的所見である均一な白斑を鑑別するプログラムをほぼ完成させた。また、扁平苔癬の診断をサポートできるように赤みの評価を加えるプログラムも作成し、これらにウェイトをかけ、それぞれの確からしさを算出する準備中である。このウェイトは専門医の評価とすり合わせる必要があるため、現在、その作業を行っており、本年の九州歯科学会と口腔内科学会に報告予定である。
新規の3次元構造解析カメラの開発は難航しており、今後、進める必要がある。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

3: やや遅れている

理由

市販カメラ画像の解析プログラムの開発はほぼ順調に進んでいるが、新規3次元カメラの開発が難航している。学外の連携研究者に依存する部分が大きく、人的問題でこの部分が大幅に遅れたままとなっている。

今後の研究の推進方策

まずは市販カメラ画像の解析ソフトの完成を目指し、診断支援システムとしての使用に耐えられるかのテストを行っていく。専門医の判断基準と新規ソフトの判定結果を摺合せ、経験の少ない臨床医や学生にも使えるものとなるかを検証する。
3次元カメラの開発も進むように連携の取り方を再検討するが、次年度内での完成は困難かもしれない。

次年度の研究費の使用計画

3次元カメラの試作のためのCMOS イメージセンサーや制御基板が必要である。ガボールフィルターの開発の継続とその適正化、ならびに解析精度の検証などに研究費を使用する。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2012

すべて 学会発表 (1件)

  • [学会発表] 口腔画像に基づく口腔膜疾患診断支援における勾配強度ヒストグラムの有意性の検討2012

    • 著者名/発表者名
      西勇作 大谷泰志 土生学 堀尾恵一 冨永和宏
    • 学会等名
      信学技報
    • 発表場所
      秋田
    • 年月日
      20120921-20120922

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公開日: 2014-07-24  

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