慢性再発性アフタの遺伝要因を決定するＨＬＡアリルの連鎖解析

2013 年度 研究成果報告書

• 研究課題/領域番号: 23592940
• 研究種目: 基盤研究(C)
• 配分区分: 基金
• 応募区分: 一般
• 研究分野: 外科系歯学
• 研究機関: 埼玉医科大学
• 研究代表者: 坂田 康彰 埼玉医科大学, 医学部, 講師 (50322425)
• 研究分担者: 佐藤 毅 埼玉医科大学, 医学部, 講師 (60406494)
• 研究期間 (年度): 2011 – 2013
• キーワード: 慢性再発性アフタ / ＨＬＡ / 連鎖解析

研究概要

慢性再発性アフタ患者を含む家族27家系98人のDNAを抽出した。HLA-A, -B, -Cw, -DRB1において塩基配列レベルでアリルを特定した。各遺伝子のアリルにたいし、連鎖不平衡試験を実施した。HLA-CwおよびDRB1遺伝子座全体としては連鎖不平衡が認められた<P=0.01, P=0.03> 。HLA-Cw*0303が家系内の患者間で連鎖不平衡を有し、RAS発症において遺伝的関与が示唆された。

研究成果

• [雑誌論文] Possible presence of HLA alleles to inhibit the recur rent aphthous stomatitis onset
  • 著者名/発表者名: Yasuaki Sakata, Yuichiro Enoki, Shoichiro Kokabu, Junya Nojima, Norimichi Nakamoto, Yosuke Fukushima, Tsuyoshi Sato, Tetsuya Yoda
  • 雑誌名: Journal of Oral and Maxillofacial Surgery, Medicine and Pathology 巻: (in print)
  • DOI: 10.1016/j.ajoms.2013.11.010
  • 査読あり
• [学会発表] 慢性再発性アフタ(RAS)発症における遺伝要因としてのヒト白血球抗原(HLA)の関与 (2013)
  • 著者名/発表者名: 坂田康彰、榎木祐一郎、中岡千恵里、古株彰一郎、佐藤毅、野島淳也、福島洋介、依田哲也
  • 学会等名: 第58回日本口腔外科学会総会
  • 発表場所: 福岡
  • 年月日: 20131011-13
• [学会発表] 慢性再発性アフタ(RAS)を抑制するヒト白血球抗原(HLA)アリルの存在の可能性 (2012)
  • 著者名/発表者名: 坂田康彰、榎木祐一郎、佐藤毅、福島洋介、中本紀道、依田哲也
  • 学会等名: 第57回日本口腔外科学会総会
  • 発表場所: 横浜
  • 年月日: 20121019-21
• [備考]
  • URL: http://www.saitama-med.ac.jp/