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2013 年度 実績報告書

メラノコルチン受容体作動薬の骨代謝における作用の解析と顎骨壊死に対する臨床応用

研究課題

研究課題/領域番号 23592941
研究機関埼玉医科大学

研究代表者

佐藤 毅  埼玉医科大学, 医学部, 講師 (60406494)

研究分担者 千田 大  独立行政法人国立国際医療研究センター, その他部局等, その他 (90312842)
臼井 通彦  九州歯科大学, 歯学部, 准教授 (10453630)
キーワードACTH / 骨 / MC2Rノックアウトマウス / VEGF-D
研究概要

MC2RノックアウトマウスにMC3R agonistであるγ2-melanocyte stimulating hormoneを投与して骨量解析を行ったが、ヘテロとの比較で有意差は認められなかった。BRONJモデルマウスの作製を試みたが、臼歯抜歯時に歯根が破折するケースがほとんどで解析は行うことができなかった。
一方で、MC2Rノックアウトマウスの4日齢の頭蓋骨を採取して骨芽細胞への分化能を調べたところ、石灰化が亢進していた。それに伴い血管形成に重要なVEGF-Dの発現が上昇していたが、VEGF-Aの発現は変わらなかった。さらに、MC2Rノックアウトマウスの骨芽細胞にACTHを作用させると、VEGF-Dの発現が上昇した。これらのことから、ACTHが高値のMC2Rノックアウトマウスでは血管形成が亢進している可能性がある。また、骨壊死には血管形成を促進させる作用のある薬剤として、ACTHが有効である可能性があると考えられる。

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公開日: 2015-05-28  

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