研究課題
基盤研究(C)
全身麻酔要素である不動化における脊髄サブスタンスP(SP)の役割について検討した。侵害刺激による脊髄後角C線維からのSP遊離は、モルヒネにより抑制される。一方、NMDAチャネル遮断薬であるMK-801が、高用量でもげっ歯類の正向反射を消失させないことは知られていた。私達は、MK-801の投与前に低用量のハロペリドールで処置しておくと、MK-801は正向反射消失を引き起こすが、不動化は生じないことを明らかにした。さらに、MK-801とハロペリドールの併用により正向反射を消失させたマウスにモルヒネを併用すると不動化を生じることを示した。本研究により不動化と脊髄でのSP遊離抑制の関係が示唆された。
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Psychopharmacology
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