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2013 年度 実績報告書

ヌクレオホスミンにより転写後発現制御される遺伝子の軟骨における役割の解析

研究課題

研究課題/領域番号 23592998
研究機関昭和大学

研究代表者

椋代 義樹  昭和大学, 歯学部, 助教 (50325099)

研究分担者 新谷 悟  昭和大学, 歯学部, 教授 (80294429)
近藤 誠二  昭和大学, 歯学部, 准教授 (10432634)
キーワード骨 / 軟骨 / ヌクレオホスミン / B23 / RNA / 3'-UTR / 転写後遺伝子発現制御 / cis-element
研究概要

骨芽細胞、破骨細胞、軟骨細胞などの骨代謝に関与する細胞の分化・増殖は多くの遺伝子によって厳格に制御されている。さらに、細胞における遺伝子の発現は、様々な段階(転写、転写後調整、翻訳、翻訳後調整など)で、様々なタンパクによって調節されていることが報告されている。細胞核内のゲノムDNAからmRNAへの転写制御機構は、軟骨細胞などを含む様々な細胞で、数多く報告されてきた。さらに、最終的な遺伝子発現は、転写以降の段階でも巧妙に制御されている。すなわち、核内あるいは細胞質におけるmRNAの輸送、安定性調節などの転写後制御および、リボゾーム(ポリゾーム)におけるタンパク-核酸複合体結合制御や翻訳制御などである。しかし、骨芽細胞や軟骨細胞などの硬組織系細胞では、この制御機構がほとんど明らかにされていない。
そこで、本研究では、アフィニティクロマトグラフィー法によるNPM結合RNAの精製、およびcDNAマイクロアレイの実施準備を行った。すなわち、CMVプロモーター下流に、マウスNPMのcDNAの5’末端(アミノ酸配列のC末端)にHA抗原タグを付与したキメラタンパク質をコードする哺乳類発現ベクターを作成し、これをマウス軟骨細胞株ATDC5細胞にトランスフェクションをおこなった。48時間後に、タグ付き強制発現NPM-RNA複合体を化学的に架橋固定し、抗HA抗体で免疫沈降させる。これをプロテインGカラムに通し、塩濃度勾配法にて抗体特異的NPM-RNA複合体を溶出させる。過熱還元反応によりRNA-NPM間の架橋結合を破壊、ただちにRNAを精製し、この精製されたRNAを鋳型として、cDNAに逆転写し、DNAマイクロアレイ(GeneChip、アフィメトリクス社)にて遺伝子発現をした。

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2014 2013

すべて 雑誌論文 (2件) (うち査読あり 2件)

  • [雑誌論文] Potential anti-osteoporotic effects of herbal extracts on osteoclasts, osteoblasts and chondrocytes in vitro.2014

    • 著者名/発表者名
      *Mukudai, Y, Kondo, S., Koyama, T., Li C., Banka, S., Kogure, A., Yazawa, K., Shintani, S.
    • 雑誌名

      BMC Complement Altern Med.

      巻: 14 ページ: 29

    • DOI

      10.1186/1472-6882-14-29

    • 査読あり
  • [雑誌論文] Tumor protein D54 is a negative regulator of extracellular matrix-dependent migration and attachment in oral squamous cell carcinoma-derived cell lines.2013

    • 著者名/発表者名
      *Mukudai, Y., Kondo, S., Fujita, A., Yoshihama, Y., Shirota, T., Shintani, S.
    • 雑誌名

      Cellular Oncol.

      巻: 36 ページ: 233-245

    • DOI

      10.1007/s13402-013-0131-y

    • 査読あり

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公開日: 2015-05-28  

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