研究課題
基盤研究(C)
創外固定装置のREDシステムに小型張力センサを組み込み、上顎の側方偏位改善を行う症例における牽引力のモニタリングを目的とした。本研究期間中にセンサの長径を23 mmから19 mmにまで小型化した。口唇口蓋裂6症例の上顎骨延長術をモニタリングした結果、上顎骨の平均前方移動量は8.6±2.1 mm、左右の平均牽引力の最大値は18.4±5.5Nであり、上顎骨の変化量と牽引力には有意な正の相関を認めた。上顎の側方偏位を示す口唇口蓋裂症例において、3方向の牽引ワイヤーを用いて咬合を改善することが可能であった。力と大きさの異なる差動牽引力の適用が骨の前後方向のみならず側方偏位の改善にも有効であった。
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