研究課題
基盤研究(C)
本研究の目的は、骨髄由来間葉系幹細胞(MSCs)および新規担体である炭酸アパタイト(CAP)を用いた顎裂部の骨再生法を確立することである。ビーグル犬の上顎両側に人工的な顎裂を作製した。MSCsは、腸骨から骨髄を吸引採取し、単離培養した。1か月後、MSCsとCAP担体を作製した顎裂部に移植した。顎裂部の骨再生はMSCsとCAPの移植により3か月後に達成された。また、CAPは破骨細胞により急速に吸収されることが明らかとなった。さらに、再生骨への矯正的な歯の移動が可能である事が示された。MSCsとCAPの移植は、口蓋裂患者における顎裂部の骨再生の新しい治療法として有効である可能性が強く示唆された。
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Cleft Palate Craniofac J
巻: (in press)
Int J Dent
巻: 2012