研究課題
基盤研究(C)
食道への酸逆流と咬筋筋活動および侵害受容器との関連については不明な点が多く、本研究では侵害受容器に着目し、ラット食道粘膜へ酸・ペプシン刺激を負荷し、咬筋筋活動と侵害受容器の発現亢進について検討した。Wister系雄性ラットに生理食塩水、酸ペプシン溶液を注入し、咬筋活動と食道の侵害受容器について調べた。咬筋筋活動、侵害受容器の発現が酸ペプシン溶液群で有意に多かった。本結果から、容器の活性化によって酸・ペプシンの食道への刺激が中枢へと伝達され、咬筋筋活動に関与する可能性が考えられ、食道への酸・ペプシン暴露によって咬筋筋活動が誘発され、それは食道における侵害受容器との関連が示唆された。
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