研究課題
本年度は、基礎研究として、口蓋咽頭部における各種化学刺激に対する化学受容メカニズムを分子生物学的・電気生理学的手法により解析した。その結果、口蓋咽頭部における味覚の機能特性は、甘味、苦味受容メカニズムに口腔内部位および種間の差があることが明らかとなり、これらの結果は、国際雑誌に投稿・受理された。また、消化器疾患と顎口腔系パラファンクションの相互関係を明らかにする疫学調査について、正常咬合者と不正咬合を有する患者の、顎顔面形態および口腔機能(咬合状態、顎運動検査、咀嚼筋筋電図、上部消化器疾患の有無等を調べる検査)のデータ採得、解析を行った。その結果、1)正常咬合者の咀嚼機能の特徴に関して、咬合力は咀嚼能率および下顎運動に関連していること、2)臼歯部の不正咬合は特徴的な咀嚼運動や咀嚼筋活動を有すること、が明らかとなり、これらの研究結果は、国際雑誌に投稿・受理された。
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Neuroscience Letters
巻: 未定 ページ: 未定
doi: 10.1016/j.neulet.2014.03.014.
Journal of oral rehabilitation
巻: Apr;41(4) ページ: 257-65
doi: 10.1111/joor.12148.
巻: May;41(5): ページ: 338-45
doi: 10.1111/joor.12149.