被験者16名のインプラント20本を対象に研究を行った。レントゲン写真上で2㎜以上の骨欠損を認めるインプラント周囲炎(以下、周囲炎)は9本であった。歯周病原細菌検査では周囲炎の有無に関わらずT.forsythesisが高頻度で検出された。 さらに被験者9名のインプラント11本(周囲炎7本)、天然歯9本を対象にマイクロバイオーム解析を行った。その結果、歯周炎および周囲炎ではG.Alkalibacterium属、G.Halomonas属、G.Treponema属、G.Acidaminococcus属の割合が高かった。特にG.Acidaminococcus属は周囲炎で顕著に高かった。
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