研究概要 |
マウスの下顎前歯部歯肉に、TLR2リガンドS.aureusのペプチドグリカン(PGN)およびTLR4リガンドE.coliのリポポリサッカライド(LPS)、また、PGN+LPSをインジェクトし、TNF-α, IL-10. IL-17の抗体で免疫染色を行った。インジェクト部のTNF-α, IL-10陽性細胞をカウントしたところPGN+LPS>LPS>PGNの順に多く、IL-17陽性細胞はPGN刺激の時最も出現し、PGN+LPS、LPS単独刺激では少なかった。このことから、Th17は主にTLR2刺激で出現し、その他の刺激(PGN+LPSまたはLPS単独)では出現が阻害されていることが示唆された。
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