研究概要 |
マウスの唾液腺細胞を用いた唾液分泌評価系において,カリン抽出液が唾液分泌に関連するムスカリン受容体に対して作用を示すことが示唆された。ヒト試験に関しては,ヒト試験用の試験食品を3種作成した。試験食品①:カリン果汁配合飴。対照飴:試験食品①からカリン果汁を除いた飴。試験食品②:現在市販のカリン配合飴。被験者20名に対し二重盲検交差比較試験を実施した。試験実施時に試験食品(飴1粒、約5.4g)を噛み砕いたりせずに舐めて摂取した。1日に1種類の試験食品とし,3種類を比較するため3回来院させた。摂取前後で評価した結果は試験食品①において唾液分泌量,アミラーゼ,sIgAに有意に高い値を示した。
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