研究課題
実験的歯周病モデルラットを用いたF摂取の骨芽細胞および破骨細胞に及ぼす影響の検討3週齢のSDラットを使用した。ラットの健康状態を観察後、抗生物質を服用させ、口腔常在菌を減少させた後、PBSで作製した5%カルボキシメチルセルロース溶液で調整したP. gingivalis ATCC33277株の菌液を一日おきに3回ラット口腔内へ直接播種し実験的歯周炎を惹起した。Fの摂取は、NaF粉末をイオン交換水に溶解して調整したμMレベルの低濃度Fを常時摂取させた。P. gingivalis播種最終日から3日、7日および28日で屠殺後、試料を回収する。また、菌の定着を確認するため、屠殺時に採取した口腔内試料よりDNAを抽出しP. gingivalis特異的プライマーを用いたPCR法を行った。歯槽骨吸収量の評価は、マイクロCTによる解析、およびFLOVEL タブレット操作型ビデオミクロメータを用いてセメントエナメル境から歯槽骨頂までの距離を測定することで行った。また、炎症状態の評価は、H-E染色による病理組織学評価、抗ラットマクロファージ/樹状細胞モノクロナール抗体(Clone No. RM-4)およびTNF-αの免疫組織学的評価より行った。さらに骨芽細胞活性を評価するため1型コラーゲン、ALP、OPN、 OCN、BSPの発現を免疫組織学的に評価した。破骨細胞活性を評価するためTRAP染色およびカテプシンK、MMP-9、MMP-2の発現を免疫組織学的に解析した。
すべて 2014 2013
すべて 雑誌論文 (7件) (うち査読あり 7件) 学会発表 (9件) (うち招待講演 2件)
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