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2012 年度 実施状況報告書

手指拘縮をもつ患者の手指汚染に関する基礎的研究

研究課題

研究課題/領域番号 23593124
研究機関富山大学

研究代表者

吉井 美穂  富山大学, 大学院医学薬学研究部(医学), 准教授 (30334733)

キーワード拘縮手 / 手指汚染 / 薬剤感受性
研究概要

前年度収集し分離したサンプルをもとに消毒剤および薬剤感受性試験を行った。現在、全体の80%において終了しているが、その結果として手指消毒における消毒剤として多く利用されているエタノール、グルコン酸クロルヘキシジンを用いた試験では現段階のすべてにおいて十分な消毒薬の効果が認められた。また、薬剤感受性試験ではオプトパネルMP(極東)を用いたPCG、ABPC、PIPC、ABPC/SBT(2:1)、CTM、CTX、CPZ/SBT(2:1)、CAZ、CDTR、IPM、MEPM、GM、EM、CLDM、MINO、LVFXの結果として、同じ菌種であっても薬剤感受性にばらつきがみられており、さらに同一対象から採取されたサンプルにおいても多様性が確認された。これらの抗菌剤の中で比較的感受性が高かったのは、IPMとMINOの2剤で、いずれも広域抗菌薬であった。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

2: おおむね順調に進展している

理由

平成24年度科学研究費助成事業(学術研究助成基金助成金)交付申請書において計画した研究実施計画にほぼ準じて進行しているため。

今後の研究の推進方策

昨年度に引き続き、残りの各種菌株の消毒薬および薬剤感受性を調べる。得られたデータより手指汚染に関連している菌のデータベースを作成し、患者の清潔ケアの内容およびADLの状態とを考慮して手指衛生と清潔ケアとの関係について検討する。

次年度の研究費の使用計画

研究はおおむね順調に進展しているが、試験を継続中のため若干の次年度使用額が生じた。次年度は引き続き菌株の消毒薬および薬剤感受性試験に必要な試薬、消耗品とデータベース作成に必要な物品に使用する予定である。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2012

すべて 学会発表 (1件)

  • [学会発表] 拘縮手を持つ介護老人保健施設療養高齢者の手指汚染2012

    • 著者名/発表者名
      吉井美穂、山口容子、境美代子
    • 学会等名
      第38回日本看護研究学会学術集会
    • 発表場所
      沖縄
    • 年月日
      20120707-20120708

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公開日: 2014-07-24  

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