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2011 年度 実施状況報告書

大学院におけるOSCEを用いた専門看護師の看護実践能力評価プログラムの開発

研究課題

研究課題/領域番号 23593145
研究機関札幌市立大学

研究代表者

渕本 雅昭  札幌市立大学, 看護学部, 助教 (00452996)

研究分担者 中村 恵子  札幌市立大学, 看護学部, 教授 (70255412)
内田 雅子  札幌市立大学, 看護学部, 教授 (60326494)
菅原 美樹  札幌市立大学, 看護学部, 講師 (60452992)
研究期間 (年度) 2011-04-28 – 2014-03-31
キーワード国際情報交流(韓国)
研究概要

専門看護師教育課程における高度な看護実践能力の総合的な評価に向けて、本研究はクリティカル領域で必要とする看護技術の中から、専門看護師教育課程で教育・評価すべき看護技術を抽出・選定し、それらの到達度を明確にしたOSCEによる急性・重症患者看護専門看護師実践能力評価プログラムを開発することを目的とする。 1)視察(1)韓国赤十字大学:韓国赤十字大学のシミュレーションラボセンターを視察した。施設見学と実際にオペレーションスキルの講習を受けた。また、施設にはシミュレーションを専門とする研究者がおり、シミュレーション教育における課題についてディスカッションした。(2)韓国カトリック大学:韓国カトリック大学の医学シミュレーションセンターを視察した。ここでは、救急部と兼務されている医師にレクチャーを受け、医学教育や医療人を育成するためのシミュレーション教育についてディスカッションした。2)大学院における看護実践教育のカリキュラム構成(1)海外の大学院におけるシミュレーション教育は、フィジカルアシスタントやナースプラクティショナーを対象にし行われている。しかし、専門看護師を特定したシミュレーション教育は見当たらなかった。(2)専攻研究で、わが国においては、大学院で専門看護師を対象にOSCEを行っている施設はない。(3)専門看護師に必要なスキルで、シミュレーション教育を活用できる看護技術を特定する必要がある。これら(1)~(3)のことから、国内で急性・重症患者看護専門看護師を育成している大学院を対象に、大学院カリキュラムでの看護技術について調査を行った。上位は危機介入に関する看護技術、家族支援に関する看護技術、フィジカルイグザミネーションやアセスメントに関することが検出された。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

2: おおむね順調に進展している

理由

専門看護師教育課程における高度な看護実践能力の総合的な評価に向けて、本研究はクリティカル領域で必要とする看護技術の中から、専門看護師教育課程で教育・評価すべき看護技術を抽出・選定し、それらの到達度を明確にしたOSCEによる急性・重症患者看護専門看護師実践能力評価プログラムを開発することを目的としている。本年度はその評価すべき技術項目を抽出し、高度な看護技術を明らかにすることができたため、次年度に向けたOSCE開発の礎を築くことができた。

今後の研究の推進方策

今年度は高度な看護実践能力として評価すべき技術項目を抽出し、クリティカルな状況で必要な看護技術を抽出した。今年度は高度な看護実践とは何かをより明確にし、高度な看護実践能力の総合的な評価に向けてのOSCEのシナリオ作成を行っていく予定である。

次年度の研究費の使用計画

本年度は学会旅費および研究相談(主に東京⇆札幌間)のための旅費として運用したい。また、OSCEのシナリオ作成に向けて、OSCE当日のタイマーやデータ入力を行う際に使用するノート型パソコンを1台購入予定である。その他、印刷紙やデータ保存用のハードディスク等の消耗品を購入したい。また、昨年度の補助金に残額が出たのは、物品や旅費が当初予定していた購入額より安価に購入できたためである。

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公開日: 2013-07-10  

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