研究課題/領域番号 |
23593163
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研究機関 | 岐阜県立看護大学 |
研究代表者 |
岩村 龍子 岐阜県立看護大学, 看護学部, 教授 (00326109)
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研究分担者 |
大川 眞智子 岐阜県立看護大学, 看護学部, 准教授 (10253923)
田辺 満子 岐阜県立看護大学, 看護学部, 教授 (60572873)
會田 敬志 岐阜県立看護大学, 看護学部, 教授 (50326104)
小澤 和弘 岐阜県立看護大学, 看護学部, 准教授 (20336639)
松下 光子 岐阜県立看護大学, 看護学部, 教授 (60326113)
小西 美智子 岐阜県立看護大学, 看護学部, 教授 (20161961)
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キーワード | 看護実践能力 / 看護学学士課程卒業者 / 生涯学習支援 |
研究概要 |
1.卒後1年から3年目の看護実践能力獲得過程を経年的に追跡する縦断調査:県内施設に看護師・助産師として就職した本学卒業者の看護実践能力獲得状況を、6か月ごとにインターネットを通じた入力もしくは調査用紙への記入により把握する調査を引き続き実施中である。平成23年度卒業者39名には、平成24年度前期(4~9月の状況)・後期(9月~3月の状況)分に引き続き、平成25年度前期・後期分を実施しデータを蓄積中である。平成24年度卒業者28名には、平成25年前期・後期分を実施しデータを蓄積中である。 2.上記対象者の就業施設の看護部教育担当者への現任教育体制の現状・課題についての聞き取り調査:平成24年度卒業者が就職した施設のうち平成23年度卒業者が就職しておらず前年度に調査対象とならなかった4施設について実施し、前年度対象の10施設分と合わせてデータの分析中である。 3.卒後4年目以降における創造的な課題解決能力を含む看護実践能力の修得・発展状況を質問紙で把握する横断調査:平成15~20年度本学卒業者のうち県内で保健師、助産師、看護師、養護教諭で就職した者を対象に平成24年9月に実施し、175名中80名から回答を得た。データのうち、実践できるようになったことについての記述を看護実践能力としてどう読み取るかについて研究者間で検討を重ね、方針が明確になってきたところである。その他のデータについてはほぼ分析が終了した。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
横断調査の記述内容から看護実践能力をどのように読み取るかの方針が決まらず分析に時間がかかってしまった。
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今後の研究の推進方策 |
卒後1年から3年目の看護実践能力獲得過程を経年的に追跡する縦断調査は、継続的に回答を得る必要があるため、対象者ができるだけ負担なく回答できるよう検討を続ける。 時間がかかってしまった看護実践能力の分析については、方針がほぼ決まってきたので担当者を決めてまとめていく。他の分析作業も含め、次年度は最終年度であるため、研究成果の公表に向け計画的に分析作業を進める。 また、本学卒業者の就業施設1施設をモデル施設として、当該施設の教育担当者とともに、これまでに明らかになった学士課程卒業者の看護実践能力獲得状況と、それに影響を与えた教育・指導等についての現状・課題をもとに学士課程卒業者に対する施設と大学それぞれの支援の充実のあり方、および双方が協働して取り組む生涯学習支援方法について検討し、生涯学習支援プログラムの開発につなげる予定である。
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次年度の研究費の使用計画 |
年度末に予定していた物品購入の手続きが遅れたため。 予定していた物品購入の手続きを進めているところである。翌年度分は、最終年度であるため成果報告や報告書作成等、当初の予定通り計画的に執行する予定である。
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