研究課題
基盤研究(C)
本研究の目的は,看護技術の熟達化に至るまでの過程に着目し,その過程で起こる身体的動作の向上と,随伴して起こる思考と感情の変化を科学的な視点から検証し,その影響度を検討することにある.看護学生2年生11名を対象に,5分間の休憩をはさみ,3セット(15回)の血圧測定を行った.血圧測定にかかった時間を比較すると1セット目,2セット目,3セット目と順に有意に短くなっていた.前頭葉中央部において、1セット目と比較して,2セット目、3セット目でオキシヘモグロビンが有意に減少している部位と,増加している部位があることから,自動化が起こってもオキシヘモグロビンの変化は部位ごとに異なることが確認された.