研究課題/領域番号 |
23593183
|
研究機関 | 日本赤十字秋田看護大学 |
研究代表者 |
尾岸 恵三子 日本赤十字秋田看護大学, 看護学部, 教授 (30141229)
|
研究分担者 |
細越 幸子 日本赤十字秋田看護大学, 看護学部, 教授 (90305251)
宮堀 真澄 日本赤十字秋田看護大学, 看護学部, 教授 (90299785)
中村 順子 日本赤十字秋田看護大学, 看護学部, 准教授 (30469423)
佐藤 美恵子 日本赤十字秋田看護大学, 看護学部, 助教 (70465805)
永易 裕子 日本赤十字秋田看護大学, 看護学部, 助教 (00442012)
|
研究期間 (年度) |
2011-04-28 – 2015-03-31
|
キーワード | 3・1・2弁当箱法 / 1回食の目安量 / 目安量の形成過程 / 適量の食事量 / 学生と市民の食の形成過程 / 主食 / 主菜 / 副菜 |
研究概要 |
本研究は、テーマ"弁当箱法の実践的活用―看護学生・住民の適量食事摂取の目安形成過程の構造化・評価"として4年間に渡り取り組むものである。本研究の目的は、看護学生と地域市民のこれまでの食生活の意味を明らかにし、各々の生活に根ざした食生活のありようを見出す事にある。初年度に当たる平成23年度の計画、実施の経緯及びその成果を報告する。【計画】1、食生活実態調査・健康状態調査の調査表及び研究者用マニュアル作成 2、研究対象者(本学学生、地域市民) 3、弁当箱法研修及び振り返りの集い企画・実施 4、研修後の食生活及び弁当箱法活用の実態調査と目安形成過程の半構成聴きとり【結果及び今後の方向性】食生活実態調査表及び健康状態調査表は、研究者等により作成した。調査実施内容は、「3・1・2弁当箱法を物差しとした食生活の現状」及び「健康状態の調査」「ブレスローの健康習慣」により実態を把握する。同時に「BMI計算、血圧測定、体脂肪率の計算等の演習」「3・1・2弁当箱法の活用に対する条件・希望」を問い今後への示唆を得た。研究対象者は、第1回の弁当箱法研修会"「3・1・2弁当箱法」でバランス良く健やかライフ"の調査協力に同意を得た学生86名、地域市民24名である。第2回振り返りの集い"「3・1・2弁当箱法」さかな丸ごと探検"は、学生12名、地域市民16名の参加者である。これらの調査からは、「3・1・2弁当箱法」が食事の1回量の目安量の手掛かりとして役立っている人及び弁当箱法を続ける、続けたい人が9割を超えていた。継続できなかった理由は"自分の好みを選んでいると偏りが見られてしまう"、継続できた理由は"弁当作りが楽しくなった"等である。適量食事摂取に役立った内容は"主食の取り方、全体のバランス、副菜としての野菜を意識するようになった"等である。今後さらに研究をすすめ、目安形成過程への構築を図る。
|
現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
おおむね順調としたことは、研修は予定通りの実施であるが、報告論文の遅れによる。
|
今後の研究の推進方策 |
今後については、計画どおりに進める予定である。また、「収支状況報告書」(様式F-6-1)の「次年度使用額」10,122円については、弁当箱などの見積額が低かったための残金であるので平成24年度経費に含め使用する。
|
次年度の研究費の使用計画 |
平成24年度は、研修会1回、振り返り研修会1回を予定している。また、昨年度実施した人に対する聞き取り及びアンケート調査を考えている。さらに、研究結果を論文として学会に投稿する予定である。
|