本研究は、看護ケアの均てん化を実現するための看護ケア量の科学的な評価手法としての日本版NMDSの提案を行った。看護ケア量に影響を与えるパラメーターを発見する手法を確立するために特定のDPCコードに限定し、aprioriで発見したパラメーターを評価、一般化するために決定木に適応した。したがって、本研究で発見したパラメーターを他の施設でも利用することができ、施設間での看護ケア量の比較も可能となる。患者が必要とする看護ケア量の客観的指標に基づいて施設間で比較することにより、患者がどの施設でも同じ水準の看護の提供を受けられる保証に繋がると考える。
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