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2013 年度 実績報告書

標準的治療を受ける進行非小細胞肺がんを持つ人のライフサポートプログラム開発

研究課題

研究課題/領域番号 23593218
研究機関旭川医科大学

研究代表者

濱田 珠美  旭川医科大学, 医学部, 教授 (00374273)

研究分担者 石川 洋子  旭川医科大学, 医学部, その他 (30550660)
キーワード症状クラスター / 進行非小細胞肺がん / Functional Status / QOL(生活の質) / 共分散構造分析 / クラスター分析 / 因子分析 / 症状マネジメント
研究概要

本年度の目的は、1)進行期の非小細胞肺がん(Non-Small Cell Lung Cancer:以下、NSCLC)を持つ人の症状クラスタ―基本モデルの修正と因果モデルの検討。2)その成果に基づく彼らの症状クラスターに関するケアの文献検討に基づく「ライフサポートプログラム」素案の考案。3)欧米実地による情報収集と推奨適用方法の検討である。
1)については、研究協力の得られた2施設において、対象者のエントリ―とデータ収集を継続し、総計N=100 出SPSS20.0、AMOS20.0を使用し吟味した。
研究協力者100名(男性62%)は、腺がん90%、StageIV(75%)、平均年齢(SD)63.22(10.7)歳。診断からの日数は、平均(SD)374.56(SD546.01)日とより延命し PS平均(SD)1.0(0.6)と機能的状態が良好なメンバーシップとなった。
症状の深刻さの平均値(SD)は上位から、だるさ疲れ3.28(2.76)、眠気2.89(2.61)、食欲の喪失2.71(2.79)、足の弱り2.49(2.56)などと続き下位に変化が見られた。以上に基づき精度を高めた(N=100)15症状項目の探索的因子分析の結果、N=60 の時点で指摘された4症状クラスターのうち、2症状クラスターが再識別され、このB症状クラスター(だるさなどの5症状)などが、進行期NSCLC患者に典型的と示唆された。この新4クラスターモデルは5症状クラスター基本モデル1(N=60)に比し、GFI(適合度指標)0.815 、0.735、RMSEA(平均2乗誤差平方根)0.111、0.122と精度が高まり、修正モデル候補とした。続き、因果モデルの検討を進めている。
2)1)の成果に基づきB症状クラスターの症状項目に焦点化して、文献検討を続けている。3)MDアンダーソンCancer Centerでの情報収集を平成26年3月17日~21日に実施した。

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2014

すべて 学会発表 (2件)

  • [学会発表] 標準的治療を受ける進行非小細胞肺がん患者の症状クラスターとQOLへの影響2014

    • 著者名/発表者名
      濱田珠美、石川洋子
    • 学会等名
      第55回日本肺癌学会学術集会
    • 発表場所
      国立京都国際会館
    • 年月日
      20141114-20141116
  • [学会発表] 標準治療を受ける進行非小細胞肺がん患者の症状クラスターの要因2014

    • 著者名/発表者名
      濱田珠美、石川洋子
    • 学会等名
      第28回日本がん看護学会
    • 発表場所
      新潟トキメッセ
    • 年月日
      20140207-20140208

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公開日: 2015-05-28  

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