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2011 年度 実施状況報告書

糖尿病患者のパターンマネジメント援助指針と支援ツールの開発

研究課題

研究課題/領域番号 23593228
研究機関大阪大学

研究代表者

清水 安子  大阪大学, 医学(系)研究科(研究院), 教授 (50252705)

研究分担者 瀬戸 奈津子  大阪大学, 医学(系)研究科(研究院), 准教授 (60512069)
正木 治恵  千葉大学, 看護学研究科, 教授 (90190339)
内海 香子  獨協医科大学, 看護学部, 准教授 (90261362)
研究期間 (年度) 2011-04-28 – 2016-03-31
キーワード糖尿病 / 看護 / パターンマネジメント
研究概要

まず、第1段階として、現在行われている血糖パターンマネジメントに関する看護実践の実態を把握するために、質問紙調査を行った。 血糖パターンマネジメントに関する看護実践に関する自記質問紙を糖尿病看護認定看護師303名に郵送し、返送のあった148名を対象に分析した。 その結果、回収率は48.8%、無回答であった1部を除き147部を有効回答とした。回答者の年齢は42±6.7歳で、糖尿病看護認定看護師としての経験年数は平均3.4±2.7年であった。 糖尿病患者に対する個別指導・相談は1週間でのべ13.5±15.9人程度、1人当たり平均30.7±10.9分行われており、その内容については、「血糖値の変化(パターン)を患者と一緒に探す」114名(78%)「SMBGの結果をもとに血糖値の高低や変化の原因を患者と一緒に考える」125名(85%)がたいてい行うか毎回行うと回答している。血糖パターンマネジメントの実施に関しては「血糖パターンマネジメントは何らかの形で活用している」147名(100%)、あるいは「血糖パターンマネジメントの導入で血糖コントロール状態は改善しなかったが、その人のQOLの向上にはつながったと考えられる場合があった」101名(69%)が該当すると回答している。血糖パターンマネジメントを実施している対象については、「1型糖尿病患者でSMBGを実施中の患者」と「インスリン治療中の2型糖尿病患者でSMBGを実施中の患者」に対しては147名全員が実施しており、またSMBGを実施中の患者に比べ割合は少ないが、SMBGを実施していない患者についても血糖パターンマネジメントが実施されているという結果であった。 この結果を踏まえ、先進的な取り組みを行っている看護師へのインタビューを行い、糖尿病患者のパターンマネジメント援助指針の作成を行う予定である。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

3: やや遅れている

理由

当初は、先進的な取り組みを行っている看護師へのインタビューを中心に考えていたが、質問紙調査でもかなり具体的な状況を把握することができたので、その詳細な分析を踏まえた上で、看護師へのインタビューを実施する方が有効であると考えた。

今後の研究の推進方策

看護師へのインタビューを分担研究者として手分けして行うことで、計画の遅れを取り戻せると考えている。

次年度の研究費の使用計画

4~6月:調査結果の分析と看護師へのインタビューの計画立案5月:International Orem Societyでの学会発表(ルクセンブルク)7~10月:糖尿病看護認定看護師へのインタビューの実施9月:日本糖尿病教育・看護学会学術集会での学会発表10月~3月:インタビュー結果の分析とパターンマネジメント援助指針の作成

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公開日: 2013-07-10  

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