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2011 年度 実施状況報告書

人工股関節全置換術の手術部位感染予防のための術前皮膚処置に関する検討

研究課題

研究課題/領域番号 23593245
研究機関横浜市立大学

研究代表者

渡部 節子  横浜市立大学, 医学部, 教授 (80290047)

研究分担者 五木田 和枝  横浜市立大学, 医学部, 准教授 (40290051)
平田 明美  横浜市立大学, 医学部, 准教授 (00444943)
稲葉 裕  横浜市立大学, 大学病院, 准教授 (40336574)
森 みずえ  横浜市立大学, 医学部, 准教授 (50317070)
諸田 直実  横浜市立大学, 医学部, 准教授 (20210205)
研究期間 (年度) 2011-04-28 – 2014-03-31
キーワード人工股関節全置換術 / 術後創感染 / 感染予防 / 術前皮膚準備
研究概要

我が国における人工股関節全置換術の手術部位感染(SSI;Surgical Site Infection)予防のための術前皮膚処置方法は、EBMに基づく米国疾病管理予防センタ(CDC;;Centers of Desease Control and Prevention)の 「手術部位感染防止ガイドライン」や日本整形外科学会による「大腿骨頸部骨折診療ガイドライン」において推奨される方法と異なることが多い。そこで、我が国における人工股関節全置換術における手術部位感染を最小限に抑え、患者のQOLを高めるために術前消毒方法の有効性と費用対効果を検証することした。この問題の解決は老齢化社会における介護予防の主たる母集団である大腿骨頸部骨折の術後感染予防とリハビリテーションの促進、及び医療費の抑制に貢献すると考える。 本研究は3年計画であることから今年度はSS感染の定義を明確にした上で、患者への説明書、同意書、サーベイランスシート、リスクファクター情報収集用紙、患者へのアンケート用紙などを作成した。さらに研究施設において倫理審査会へ研究計画書を提出し、承認を得るなど研究の準備を進めた。尚、CDCガイドラインに則った方法を実施している施設においてTHAを受け、研究に同意される方を対象に感染の有無と感染リスクファクターに関して情報収集した。その結果、女性4名男性3名計7名、年齢は38歳~74歳で平均62歳、BMI約22、創分類は全員クラス1の清潔で、ASAスコアは全員2(軽症の全身疾患)であった。尚、全員非感染あったことからリスクファクターは抽出されていない。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

3: やや遅れている

理由

CDCガイドラインに則った方法で実施している施設においては概ね順調に進んでおり、データ収集が行われいるものの対象施設においては変更を余儀なくされたことから進行がやや遅れている状況にある。

今後の研究の推進方策

CDCガイドラインに則った方法で実施している施設においては概ね順調に進んでいるため今後も対象者を増やしつつ継続してデータを収集していく予定である。尚、余儀なく変更された対象施設においては今年度早急に感染の有無とリスクファクターの情報収集を行うと共に、患者へのアンケート調査、看護師の業務量チェックなどを開始し、進めていく。

次年度の研究費の使用計画

対象施設の関係者との打ち合わせのための交通費や通信費、さらに業務量チェックやデータ入力のための補助者への謝金などが必要となる。

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公開日: 2013-07-10  

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