研究課題
基盤研究(C)
目的は日本で従来実施していた人工関節全置換術後の手術部位感染(SSI)予防の為の厳重な術前皮膚処置の有効性を検証する事である。①厳重な術前皮膚処置を実施している施設で40名、②米国疾病管理予防センター「SSI防止ガイドライン」に則って実施している施設で149名の研究協力者のもとSSIの危険因子と感染率を比較した結果、共にSSIは0件であった。①の施設において手術前日の「ブラッシング皮膚消毒・滅菌包布」は看護師2名で25分、手術当日の「皮膚消毒」は看護師2名で11分要した(患者10名の平均値)。従来実施していた厳重な皮膚処置を肯定する根拠はなく、患者の負担や看護業務量を考慮すると改善が望まれる。
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日本運動器看護学会誌
巻: 8巻 ページ: 48-56