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2013 年度 実施状況報告書

外来化学療法を受けている高齢がん患者の療養生活支援システムの開発

研究課題

研究課題/領域番号 23593247
研究機関岐阜県立看護大学

研究代表者

奥村 美奈子  岐阜県立看護大学, 看護学部, 教授 (00233479)

キーワード外来化学療法 / 高齢がん患者 / 在宅療養生活
研究概要

高齢がん患者が安定して外来化学療法を受けるための支援システム開発を目的とし、平成23年度から平成25年度にかけて実態調査を実施した。対象は、A県内のがん診療連携拠点病院の外来化学療法部門で治療を受けている高齢がん患者、及び外来学療法部門や地域連携部門で活動している看護職で、調査は面接調査法を用いた。高齢がん患者に対する主な調査内容は、①治療経過、②療養生活の様子、③外来化学療法を受ける上での困難や支援の要望である。また、看護職に対しては、①看護職の活動状況、②高齢がん患者を支援し課題と感じていること、③高齢がん患者が安定して外来化学療法を受けて行くために整備すべき事柄などについてである。 平成25年度末までの調査実績は、当初調査対象としていた6施設中了解が得られた5施設の調査が終了している(看護職12名、患者17名)。現在、面接調査の分析を進めている。本年度は、調査結果をもとに高齢がん患者の支援方法について検討し、その内容を面接調査に協力を得た看護職に示し内容の妥当性の確認と充実を図る。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

3: やや遅れている

理由

本研究では、療養生活に地域特性が影響することを前提に、A県内の地域がん診療連携拠点病院を全てを調査地とした。A県の広域性を考慮し、平成23年度秋より調査を実施する計画で9月に所属大学の倫理審査を受け承認されたが、調査を予定していた医療機関の倫理審査が予定より遅れた。その結果、調査開始が平成24年度となり、研究全体が当初の予定より遅れている。また、調査対象者となるがん患者は化学療法を受けているため、事前に承諾を得ている場合でも体調不良等で面接中止となる場合もあることや、患者の治療日の関係で面接日程の調整が難しく、1施設の面接予定期間が延長することも要因となっている。

今後の研究の推進方策

本年度は、現在進めている面接調査の分析調査結果をもとに、高齢がん患者の支援方法について検討し、その内容を面接調査に協力を得た看護職に示し、内容の妥当性の確認と充実を図る。

次年度の研究費の使用計画

研究の達成状況でも記したように、本研究の第1段階である医療機関での面接調査(患者および看護職)が、医療機関での倫理審査および調査対象となる患者との日程調査日の調整の難しさ等から遅れが生じている。そのため、予算執行も当初の計画通りに進んでいない状況である。
本年度の主な使用として、①昨年度予定していた第1段階の調査の残りに係る旅費、②支援方法を検討する上で使用する文献購入、③調査結果の公表等を目的とした学会出席やがん看護研究者に助言を得るために係る旅費、④考案した支援方法の妥当性の確認と充実のための検討会に係る費用(出席者への謝礼等)、⑤報告書作成と配布にかかる費用、を計画している。

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公開日: 2015-05-28  

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