研究概要 |
研究協力病院において平成24年度に引き続き新人看護師47名に対して1グループ4名、11グループに分けて3週間のICU研修を行った。CHARMPadのハードウエアはAndroidからiosに変更した。Androidのハードウエアでは外部カメラから動画を撮影し、個人のPadに移し替える必要があり、新人看護師だけで,時間を選ばず撮影することができなかった。iosに変更することで新人看護師の救命蘇生シミュレーションを新人看護師の撮影が相互に簡単にできる。そして、その録画を見ながら、自らの技術を確認することができた。 各グループとも研修終了後にアンケートと年度末に技術確認表での分析を行っている途中である。CHARMPadを使用した研修では、タブレット本来の携帯性、操作性による資料などを必要なときに見られるという意見の他、動画で撮影したもので確認が取れる、樹木図で目的を順に追って見ることができ整理ができるとの記述回答であった。 CHARMPadの使用項目は、心肺蘇生法が、予習で40名、研修で46名、復習で40名が使用している。予習、復習で次いで多いのは気管・口腔内でそれぞれ35名、38名が使ったと回答している。研修効果としては、患者の意識レベルを正確に把握できる,心肺停止状態を査定できる,救急時の気道の確保ができるを8ヶ月後に人工呼吸法が正しく実施できる、閉鎖式心マッサージ法が実施できるの項目を11ヶ月後に評価を行っているが、2011年を対照群として2012、2013年を比較したが、有意差は見られなかった。
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