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2014 年度 実績報告書

手術を受け通院中の消化器系がん患者のリハビリテ-シヨン看護モデルの開発

研究課題

研究課題/領域番号 23593273
研究機関甲南女子大学

研究代表者

白田 久美子  甲南女子大学, 看護リハビリテ-ションン学部, 教授 (90310739)

研究分担者 江口 秀子  宝塚大学, 看護学部, 准教授 (90512343) [辞退]
前田 勇子  甲南女子大学, 看護リハビリテ-ション学部, 准教授 (20321135)
辻下 守弘  甲南女子大学, 看護リハビリテ-ション, 教授 (80280197)
西上 智彦  甲南女子大学, 看護リハビリテ-ション学部, 准教授 (60515691)
大杉 治司  大阪市立大学, 医学(系)研究科(研究院), 准教授 (30168926)
田中 登美  兵庫医療大学, 看護学部, 准教授 (80316025)
研究期間 (年度) 2011-04-28 – 2015-03-31
キーワード食道がん患者 / リハビリテ-ション / 筋力測定 / 看護モデル
研究実績の概要

研究目的:手術を受けた消化器系がん患者に対して、特に食道がん患者に焦点をあて、患者のQuality of Lifeを高めるために、筋力低下防止や生活活動能力の維持のためのフィジカルリハビリテ-ションプログラムを取り入れ、外来通院中の消化器系がん患者のリハビリテ-ション看護モデルとして開発し、その有効性を検証する。研究方法:(1) 調査対象者は食道がんで手術を受けた患者で介入群12名、コントロ-ル群13名。(2) 調査内容と方法:介入群には退院時に作成した教材を基に個々に面接指導した。また手術前、退院時、外来受診時にポータブルタイプのioi757(体成分分析器)で筋肉量などを測定した。(4)倫理的配慮:A大学研究倫理委員会及び調査施設の倫理委員会で承認を得た。実施時患者に紙面で説明し同意書を得た。研究結果:介入群の平均年齢は61.6歳SD7.4(52-74)、手術前と退院時で12人の中9名が平均3.09の体重減少が見られたが、維持・増加していたのが3名みられた。また外来受診時に測定できたのは6名いたが、5名が平均1.61の体重減少がみられた。体脂肪量は0.88減少しているが、筋肉量は0.03増加していた。コントロ-ル群の平均年齢67歳SD10.7(41-80)、手術前と手術後1ケ月では11名が平均2.02SD2.4 で有意に体重減少がみられた(P<0.05)。その中で体脂肪は2.9SD4.6で有意に減少していた(P<0.05)。考察:介入群においては体重減少、脂肪量、筋肉量の減少はあるがコントロ-ル群に比べその差は少ない。また介入群では外来通院中に筋肉量の増加がみられた。手術前、退院時期などに個別面接しながらフィジカルリハビリテ-ションプログラムを提供しその必要性について指導していくことで筋力低下防止や生活活動能力の維持ができると考える。

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公開日: 2016-06-01  

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