産科学は妊娠期から分娩・産褥期(産後6-8週間)が対象であり、看護・助産の関心は分娩や母乳栄養に向けられることが多いことから、子育て期早期の女性の身体状態についての検討はほとんどない。母子・家族にとって大切な時期の健康に向けたサポート検討の第一段階として、「多忙で余裕がない」現状があるにせよ、身体的負担(疲労)回復に不可欠とされる睡眠が効率的得られ身体的疲労の回復をもたらし、産後女性の身体的変化をより健康的なものとするための、出産後女性の身体的健康と睡眠を検討した。 第一段階として、一般住民の出産後女性の身体的健康と睡眠状態を無作為抽出の調査票調査により明らかにした。第二段階として、出産後3か月から1年以内の女性の睡眠状態を縦断的に客観的に明らかにした。
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