背景:母乳不足感は自分の母乳が児の欲求を満たしていないと感じることである。その理由には母親の知識不足や児の啼泣など新生児の行動に対する母親の認識が指摘されている。目的:産褥早期と1か月後の新生児の行動に対する母親の認識と母乳不足感の変化を調査し、その関連を明らかにすること。期間:2012年1月~2013年8月。方法:質問紙を作成し、産後早期と1か月後に調査した。対象:母子66組。産後早期と1か月後の母乳不足感の平均値には有意差がなかったが、強い正の相関がみられた(r=.74, p<.01)。また、産褥早期と1か月後両方とも不足感が強い母親は入院中に人工乳を補足されていた。
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