研究課題/領域番号 |
23593293
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研究機関 | 京都大学 |
研究代表者 |
谷口 初美 京都大学, 医学(系)研究科(研究院), 准教授 (30295034)
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研究分担者 |
内藤 知佐子 京都大学, 医学(系)研究科(研究院), 助教 (10405053)
内海 桃絵 京都大学, 医学(系)研究科(研究院), 助教 (40585973)
南 麻弥 京都大学, 医学(系)研究科(研究院), 助教 (80583202)
任 和子 京都大学, 医学(系)研究科(研究院), 教授 (40243084)
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研究期間 (年度) |
2011-04-28 – 2014-03-31
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キーワード | シミュレーション教育 / シミュレーション学習 / 学習モチベーション / 看護技能達成度 / FD |
研究概要 |
当該年度の研究目標は下記の如くであった。目的1:京都大学医学研究科人間健康科学系専攻看護科学コース在籍者における実際の看護技能到達度、目的2:京都大学附属病院で行われている臨床新人教育の実際の看護技能到達度、目的3:京都大学附属病院の臨床指導者が新人看護師に期待する看護技能、目的4:目的1~3で得られた看護基礎教育と臨床新人教育とのギャップから、各経験レベル(基礎教育―各専門分野―卒業前の統合教育―新人1年目前期・後期)において習得すべき看護技術を明らかにすることであった。目的1~3に関しては、看護技能到達度には量的研究方法でデーター収集をし、質的研究方法でより深い内容のデーターを収集した。現在データーは分析の途中にあるが、既に分析終了した内容に関しては、学会発表また下記の学会発表への抄録が採択されている。学会発表実施:Pacific Nursing Research 2012年3月28日~30日 Hilton Hawaiian Village任、内海、谷口が出席した。演題名:What Kinds of Nursing Techniques Should Be Studied by Nursing Students in Japan during their Clinical Practice? 日本看護研究学会(7/7-8, 沖縄)3題「卒業を前に看護学生が抱く不安と期待 -看護職へと導いたもの-」「看護基礎教育課程修了時における看護技能到達度調査」「卒業前の看護大学4 回生の看護技能習得の現状と看護基礎教育に期待すること」日本医学研究学会(7/27-28, 慶応大学日吉)1題「看護大学2回生の臨床実習の結果からみるシミュレーション学習の必要性」が採択された。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
上記の研究実績の概要で述べたように、初年度の目的は、分担者の協力でほぼ達成できた。現在、データー分析は引き続き行われており、学会発表のための準備や他の学会発表のための抄録作成に取り組んでいる。
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今後の研究の推進方策 |
次年度の目標は目的5: 看護技能習得のためのシミュレーション教育の国内外における実態調査である。そのために(1)国内外の文献レビュー(2)国内外のシミュレーション教育施設の視察、教授法の習得をし最終年度の目的6:経験レベルに応じたシミュレーション教育重視の看護教育システムを開発する(状況シナリオ、主観的・客観的評価基準)。パイロットスタディーを実施し、システムの評価・修正を重ね、看護教育システムを完成させられるようにしたい。また、研究成果を学会で発表し、学術論文に投稿する予定である。
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次年度の研究費の使用計画 |
次年度の研究目標は、「看護技能習得のためのシミュレーション教育の国内外における実態調査である。」ので旅費(220万円/5名)に大幅な予算を計上している。シミュレーション学習に必要な物品費として8万、人件費・謝金10万、その他2万を計上し、研究目的を達成していきたい。
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