研究課題/領域番号 |
23593297
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研究機関 | 鹿児島大学 |
研究代表者 |
石走 知子 鹿児島大学, 教育学部, 准教授 (00335051)
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研究分担者 |
竹林 桂子(横山桂子) 徳島大学, ヘルスバイオサイエンス研究部, 講師 (20263874)
若松 美貴代 鹿児島大学, 医学部, 助教 (50433074)
葉久 真理 徳島大学, ヘルスバイオサイエンス研究部, 教授 (50236444)
安井 敏之 徳島大学, ヘルスバイオサイエンス研究部, 教授 (40230205)
有倉 巳幸 鹿児島大学, 教育学部, 教授 (90281550)
松浦 賢長 福岡県立大学, 看護学部, 教授 (10252537)
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キーワード | 思春期女子 / 受診行動 / HPVワクチン / 子宮がん検診 / 親 |
研究概要 |
本研究は,若年女性に発症する悪性腫瘍である子宮頸がんの予防のためのHPV(Human papillomaviirus:以下HPV)ワクチン接種率や受診率向上をめざし,思春期学生の受診行動影響要因の一つである『親』に注目し,『親』へのアプローチを通じて,思春期から始まる生涯を通じた女性の健康・ウィメンズヘルスの向上に貢献することを目的としている。 本年度は、親からの影響を浮き彫りにするために、大学生を対象に、HPVワクチン接種・子宮がん検診行動の知識および行動動機についての、友人、パートナー、メディアからの影響の程度を比較する予備調査を行った。その結果、知識に関してはメディア、学校、友人が多かったが、行動動機に関しては親の影響が最も多かった。 次年度は、前年度および本年度の予備調査をふまえ、本調査に入る予定である。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
本年度も、前年度に引き続き、予備調査を行い本調査の改善を図ったが、調査対象集団との調査実施に対するタイミングが合わず、本調査に至らなかった。次年度は、早々に調査を開始し、結果分析、学会発表等を行っていく。
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今後の研究の推進方策 |
【本調査の実施・分析】 調査対象: 中学女子の母親200名・父親100名、高校女子の母親200名・父親100名 調査方法: 無記名式質問紙調査(教育講演前・教育講演後の実施) 調査内容: 子宮頸がん・HPVワクチン・子宮頸がん検診に関する知識および意識・行動、娘へのHPVワクチン接種希望、娘への子宮頸がん検診受診希望、ワクチン接種・子宮がん検診受診の希望金額、接種希望の診療科、認知的評価尺度等。 分析視点: 子宮頸がん・HPVワクチン・子宮頸がん検診に関する親の知識・意識・行動に関して、中学女子の親と高校女子の親に違いがあるか、母親と父親に違いがあるか、ワクチン接種・子宮がん検診受診金額と娘へのワクチン接種・子宮頸がん検診受診希望に関連があるか、ワクチン接種・子宮頸がん検診受診希望を示すタイプにはどのような知識・意識・行動傾向がみられるか、等を分析視点としたい。
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次年度の研究費の使用計画 |
該当なし
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