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2011 年度 実施状況報告書

慢性疾患患児の学校生活に関する家族のコミュニケーション能力を高める教育プログラム

研究課題

研究課題/領域番号 23593308
研究機関千葉県立保健医療大学

研究代表者

西野 郁子  千葉県立保健医療大学, 健康科学部, 教授 (80279835)

研究分担者 石川 紀子  千葉県立保健医療大学, 健康科学部, 講師 (70312965)
研究期間 (年度) 2011-04-28 – 2014-03-31
キーワード慢性疾患患児 / 学校 / 家族 / コミュニケーション能力
研究概要

本研究の目的は、慢性疾患患児が通常の学校において学校生活が円滑に進められるために、患児の家族に対する学校関係者や医療者とのコミュニケーション能力を高める教育プログラムを開発することである。研究期間に取り組む研究課題は、以下の3つである。(1)慢性疾患息児の学校生括に関する家族のコミュニケーション能力獲得のプロセスと影響要因を明らかにする。(2)(1)をもとに家族のコミュニケーション能力に関する概念モデルを作成する。(3)(2)をもとに家族への教育プログラムを開発・試行・評価する。平成23年度は、これまで研究者が行ってきた調査結果を含め、関連文献の検討による研究枠組みの推敲と、平成24年度に行う面接調査に関する準備を開始した。慢性疾患患児の中でも、気管切開、酸素療法、中心静脈栄養、排泄ケアというような特殊な医療的ケアを必要とする子どもについて、通常の学校に通学する対象の研究は少なく、それらの医療的ケアを必要としない慢性疾患患児の家族を対象とする研究との比較分析を行った。また、慢性疾患患児に関わる医療施設の医師・看護師・福祉関係者、教育研究者、および学校関係者等から、慢性疾患患児の学校生活に関する情報収集を行うための準備を開始した。平成24年度に行う面接調査の目的は、慢性疾患息児の学校生括に関する家族のコミュニケーション能力獲得のプロセスと影響要因を明らかにすることであるが、文献検討と情報収集により、面接調査内容について検討しているところである。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

3: やや遅れている

理由

23年度中に面接調査の準備が完了している予定であったが、調査内容がまだ確定できていない。専門家からの情報収集を得るために、日程調整等の準備ができなかったためである。

今後の研究の推進方策

面接調査の準備を整え、調査の開始時期は当初の予定より4~6か月遅れて開始する。開始時期は遅れても、調査期間内での調査の進行を早めることにより、予定通り次年度中に面接調査を終え、分析を行う。

次年度の研究費の使用計画

専門家からの情報収集や調査の依頼等に必要となる旅費や謝金について、23年度に実施予定であったが、行えなかったため、次年度に実施する際に使用する。計画は遅れてはいるが、内容に変更はないので、研究費の使用計画も特に変更はしない。

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公開日: 2013-07-10  

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