研究の目的は、重篤な新生児の倫理的意思決定過程における効果的な看護師と医師コラボレーションの方略を明らかにした。全国のNICUに勤務する医師と看護師を対象とした調査では、看護師よりも医師の方がコラボレーションしている認識が高く相違を認めた。重篤な新生児の倫理的意思決定の話し合いは、どのような方法をしたらよいのか、ロールモデルが必要であることが示唆された。そのため、<自由に話し合いが出来るための環境を創る方略><家族の意向を尊重した話し合いの方略>を検討し、看護師‐医師がコラボレーションして新生児の生命維持治療の意思決定の話し合いができるためのDVDを作成するためのシナリオ作成をした。
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