研究課題/領域番号 |
23593310
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研究機関 | 長野県看護大学 |
研究代表者 |
清水 嘉子 長野県看護大学, 看護学部, 教授 (80295550)
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キーワード | 母親 / 心の健康チェックシート / 育児相談 / 家庭訪問 / 縦断調査 / 評価 / チェックシートの作成 / 育児幸福感 |
研究概要 |
1.MWCSを作成し、その結果を判断していくための標準値を設定する。すでに開発を行ったCHS短縮版13項目(3下位項目)とCSS短縮版16項目(3下位項目)、計29項目で構成されている。このMWCSの標準値を作成するため3000件程度のデータの収集と分析が課題である。その際可能であれば過去の調査データも活用する。・・・現在のところ過去のデータによる標準化の分析は行われていない。今後の課題となる。標準化する以前のチェックシートは作成し論文にした。 2.MWCSを育児相談に活用する。その活用の実際と継続的な相談時の活用介入を試みその有効性を検討する。評価は活用介入前と継続的な活用介入の後に行う。さらに保健センター育児相談事業においてMWCSを試験的に導入しその評価を行う。・・・家庭訪問によるチェックシートを用いた相談介入はすでに実施しており、現場での活用が課題となっている。 3. MWCS、CFSI項目を選択的に用いた54項目による母親の蓄積的疲労インデックス、母親の育児に対する自信についてのエピソードについて子どもが3歳(5歳)になるまで縦断的に追跡調査し、それらの変化や関係性について解明する。このことから育児支援への提言を試みる。・・・3か月のデータは黄疸としてのデータはまとめ論文にした。縦断調査は1歳6か月がまとまったところでデータ分析を行う予定である。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
実施計画によると、チェックシートを作成すること。チェックシートを作成し、育児相談による活用を試みること。チェックシートの現場での活用を試みること。としている。 予定の年度では、現場での活用が26年度となっている。 さらに縦断調査については、3か月が終わり、1歳6か月のデータが今年の6月で集まる。3歳のデータは27年までかかる予定となっている。縦断調査についても予定どおりである。
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今後の研究の推進方策 |
今後も現在までの達成度においてあるように、現場の活用の試みを進める課題がある。 実際に育児幸福感を高める試みの行われている保健センターに説明に出向き、チェックシートの活用を依頼する予定である。 また、チェックシートの標準化の分析を行なう課題がある。 とくに縦断調査が終わったところで3時点の縦断による変化を分析する予定である。
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次年度の研究費の使用計画 |
物品費が予定に比べて使用が減となった。旅費が海外での発表のため予定より増となり、その調整がうまくいかなかった。 次年度に、研究成果の公表のための、ホームページの作成など予定しており、残15万の使用予定がある。
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