研究課題/領域番号 |
23593316
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研究機関 | 奈良県立医科大学 |
研究代表者 |
中西 伸子 奈良県立医科大学, 医学部, 准教授 (10441388)
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研究分担者 |
町浦 美智子 大阪府立大学, 看護学部, 教授 (70135739)
斉藤 早苗 梅花女子大学, 看護学部, 教授 (40269858)
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キーワード | 更年期女性 / 健康貯金 / 行動変容 |
研究概要 |
24年度は、23年度の結果を参考に健康貯金ノートを作成し、プレテストを実施した。その結果をもとに修正し、24年度本研究に用いる健康貯金ノートの原案を作成した。 その後、健康貯金ノートを用いた介入プログラムを作成し、更年期女性を対象に、支援プログラムを用いての介入により、更年期女性が身体活動増進に向けた行動変容ができることを明らかにすることを目的とした研究を実施した。 研究方法1.対象者:プログラム参加時点で継続中の運動がなく、40歳~60歳の治療中の慢性疾患のない女性2.方法:介入者は、健康教育で更年期の心身の変化や更年期からの運動の必要性など、更年期についての正しい知識と情報を得、健康増進のために身体活動増進にむけて行動を変容する必要性を理解する。さらに、身体活動増進に向けて、健康貯金ノートを活用し、実施内容を計画し、実施後に実施内容のアセスメント、行動計画の修正等を実施する。対象者は健康教育のみとした。研究は大学の研究倫理委員会の承認を得たのちに実施した。 研究実施期間:平成24年12月~現在も介入とデータ収集実施中である。 未発表の予備研究については今年度中に発表予定である。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
健康貯金ノートに必要な項目や形式は、23年度の予備研究とプレテストから原案が作成された。今後、24年度の研究結果をもとに、健康貯金ノートについて評価し、さらに検討、修正したうえで、健康貯金ノートに関する最終結果を報告できると考える。 現在も続行中の24年度の本研究データは順調に収集できていることから、今後結果を検証しまとめることで、更年期女性の健康増進に向けた行動変容を促す健康貯金ノートを用いた介入プログラムの効果について明らかにし、報告できると考える。
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今後の研究の推進方策 |
健康貯金ノートは、現在も続行中の24年度の研究結果のデータをまとめ、研究結果をもとに有効性を立証するとともに記載内容や体裁等も検討し、報告する。 さらに、研究結果から、更年期女性の健康増進に向けた行動変容の有無を検証し、健康貯金ノートを用いた介入プログラムの効果について明らかにする。
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次年度の研究費の使用計画 |
25年度購入予定物品:①継続中の介入プログラムを実施する施設設備(対象者に貸与物品/介入評価に使用する機器/グループワーク時や部屋の環境整備物品等)②パンフレット等③研究学会出張費④その他関連図書等⑤研究成果まとめの印刷物
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