研究課題/領域番号 |
23593330
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研究機関 | 国際医療福祉大学 |
研究代表者 |
濱嵜 真由美 国際医療福祉大学, 保健医療学部, 准教授 (90352335)
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研究分担者 |
常盤 洋子 群馬大学, 保健学研究科, 教授 (10269334)
齋藤 益子 東邦大学, 看護学部, 教授 (30289962)
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キーワード | 月経前症候群 / 助産診断 / PMS / 児童虐待 |
研究概要 |
本研究の目的は、児童虐待予防に月経前症状の軽減を目的とした「月経周期に伴う育児感情尺度」を開発し、この尺度が月経前症候群(以下PMSという)の診断と母親のセルフケアの動機づけ(看護介入)になっているか検討することである。具体的な目標は以下の通りである。 第1段階:育児中の母親のフィジカルアセスメントと子どもに対する月経前症状を明らかにする。 第2段階:「月経周期に伴う育児感情尺度」(暫定版)を作成する。 第3段階:「月経周期に伴う育児感情尺度」(暫定版)の信頼性と妥当性の検討と介入効果の判定を行う。 24年度は、第1段階の子どもに対する月経前症状を明らかにしたうえで、第2段階の「月経周期に伴う育児感情尺度」(暫定版)の作成を行った。25年度は、第3段階の「月経周期に伴う育児感情尺度」(暫定版)の信頼性と妥当性の検討を行っていくために、倫理審査書類の作成中である。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
24年度は、第1段階の育児中の母親のフィジカルアセスメントと子どもに対する月経前症状を明らかにする。第2段階の「月経周期に伴う育児感情尺度」(暫定版)を作成するが到達目標であったが、第1段階の育児中の母親のフィジカルアセスメントを効果的に実施するために、女子大学生を対象にプレテストを行っていた。また、測定項目中のストレスチェック(唾液アミラーゼ)の信頼性に欠けるので、他の指標になる測定機器、または、血液検査を検討中である。骨密度と体組成の測定機器に関しては問題なかったが、今後の成果を期待するうえでは、必要であったと思われる。
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今後の研究の推進方策 |
25年度は、「月経周期に伴う育児感情尺度」の信頼性と妥当性の検討を実施する。信頼性については、テストリテスト法による信頼性の係数の比較により安定性を評価し、クロンバックのα係数により内容一貫性を評価する。妥当性に関しては、基準関連妥当性と構成概念妥当性を評価する。 最後に、「月経周期に伴う育児感情尺度」の介入効果の評価として、「月経周期に伴う育児感情尺度」施行前後に、自己効力感、Parenting Stress Index(PSI)を施行し、前後を比較する。 研究成果の発表としては、1)国内外の看護学会の発表、2)研究報告書作成、3)学会誌に投稿、4)ホームページの作成を行う。 計画通りに進まないときには研究分担者と相談し、同時に進行させていけるように工夫を行う。
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次年度の研究費の使用計画 |
平成23・24年度にアンケートによって収集されたデータを、ネットワークランが接続されているパソコンへの保存を避け、1名の分担研究者が管理するため1台のノートパソコンを追加購入することを計画した。また、23年度と24年度のデータを国民に発信するために、ホームページを作成するための経費を計上した。質問項目を検討する際に、母子看護専門家を含めた検討により内容妥当性を確保する必要があるため、専門家の知識の提供を計上している。 成果発表のための旅費とポスターの印刷費、翻訳代(NANDA-I 登録)を計上した。 消耗品においては、既存の尺度を400名とる必要がある。質問紙購入費を計上した。
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