子宮がん検診率向上にかかわる行動決定要因とその現状を明らかにした。検診率の比較的高い地域の検診行動のヒントを得るために調査フィールドとした。 20歳代の検診率は27.8~36.8%、30~40歳未満で57.9~63.0%と高い検診率を示した。 「検診に行きたい」とする検診環境条件は、無料クーポン券の利用・日曜日・待ち時間30分以内・検診採取者の性別問わず・診療所の5つの組み合わせで82.6%の支持を得た。このうち料金・検診時間帯・待ち時間が検診意向の変動要因の可能性を示し、検診時間帯は待ち時間の限度に影響を与える可能性を示唆した。
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