研究課題/領域番号 |
23593338
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研究機関 | 順天堂大学 |
研究代表者 |
川口 千鶴 順天堂大学, 医療看護学部, 教授 (30119375)
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研究分担者 |
及川 郁子 聖路加看護大学, 看護学部, 教授 (90185174)
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研究期間 (年度) |
2011-04-28 – 2014-03-31
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キーワード | 子ども / 予防接種 / ヘルスプロモーション / 健康教育 / 看護師 |
研究概要 |
本研究は、子どものヘルスプロモーションの促進に向け、看護師が行う子どもの予防接種プログラムに関連した看護介入のプログラムを作成・実践し、予防接種プログラムとして汎用性を高め、具体的な看護介入プログラムの普及に向けたガイドラインを作成することを目的としている。本年度は、予防接種の健康教育が効果的な対象および場、予防接種介入プログラムの検討を目的とした。効果的な対象および場については、文献検討およびに日本外来小児科学会におけるワークショップや研究協力者等の看護師から意見収集した。それらを踏まえメンバー間で検討の結果、対象については、先行研究では4~5歳用プログラムを提示していたが、それ以下の年齢の幼児およびそれ以上の年齢の学童についても、予防接種を一つの健康教育のチャンスとして活用する事が可能でありかつ重要であるとの認識から、3歳用と学童用の予防接種介入プログラムを新たに作成する必要があると判断した。また、場については、実践可能性を考慮し、外来やクリニックなど子どもが予防接種を受ける場を想定した予防接種介入プログラムとすることに決定した。子どもが養育者と一緒に予防接種を受けにくる場で、その場の看護師が通常の業務を行いながら、子どもの発達段階に応じた予防接種介入プログラムの実施が可能なプログラムを目標とした。具体的には、予防接種介入プログラムの4~5歳用プログラムを見直すとともに、新たに3歳用と学童用を作成し、その実施に関するガイドラインについての検討中である。並行して、具体的なプログラム実施のための準備等を開始した。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
効果的な対象および場についての検討、介入プログラムの検討について、当初、看護師へのインタビューを計画していたが、方法を日本外来小児科学会WSでの意見収集および研究協力者数名からの意見収集に変更し、予防接種プログラムを検討し、2~3歳用と学童用のプログラム作成に進んでいる。
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今後の研究の推進方策 |
24,25年度は、交付申請書の計画通りに、プログラムの実施と効果検証、プログラム普及に向けてのガイドラインの作成を行う予定である。
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次年度の研究費の使用計画 |
インタビュー調査を変更したことにより調査に関わる経費が浮いたこと等により、当該研究費が生じている。次年度以降はプログラムの実施と効果検証を予定しており、プログラム実施の経費および会議にかかる経費に充当する予定である。
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