目的:眼底検査のために散瞳している時の光環境(通常照度と低照度)が早産児に及ぼす影響について、唾液による生化学的評価、早産児行動学的評価、自律神経活動評価により明らかにすること。対象は早産児36名(25週2日~34週6日、727g~2146g)であり、唾液クロモグラニンA、早産児行動学的評価、心拍変動解析による自律神経活動評価を分析した。その結果、通常照度での唾液クロモグラニンAは平均値167.72pmol/mg(SD±84.634)、低照度で40.51 pmol/mg (SD±40.796)であり低照度群では唾液クロモグラニンA が有意に低かった(p<.05;t-test)。
|