研究課題
基盤研究(C)
成人移行期の重度肢体不自由児の社会参加への父親の役割の明確化が本研究の目的であった。しかし、文献検討により、社会参加が困難となる理由の一つに二次障害の発症が影響することがわかった。そのため、まずは社会参加を阻む二次障害に対応する親の苦悩と対処に焦点を当て、研究を実施した。その結果、生活の質を落とす治療選択に苦悩しながら前向きに対処する親のレジリエンスの様相がわかった。また、親のレジリエンスを高めるためには、親の心情の理解をすることが支援になっていることがわかった。
看護学