早産出生児の効果的な生活リズム確立プログラムの作成とプログラムの効果評価を研究目的とした。既存のプログラム検討、母親と保育士の意識調査を実施した。既存のプログラム検討から行動科学的なアプローチによる健康教育を採用した。質問紙調査の結果、実践しやすい方法は光環境の調整であった。これらの検討を基に、光環境を24時間のリズムで整える8つの方法を提案するパンフレットを作成し、健康教育プログラムの効果検証について小規模介入研究を実施した。その結果、児の睡眠リズムは、介入による差が認められなかった。しかし、8つの方法の実践頻度は概ね良好であり、光環境を整える重要性に関する意識啓発につながったと考えられた。
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