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2013 年度 実施状況報告書

行政分野における中堅期保健師の現任教育に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 23593371
研究機関了徳寺大学

研究代表者

藤井 広美  了徳寺大学, 健康科学部, 准教授 (10336844)

研究分担者 松田 宣子  神戸大学, 保健学研究科, 教授 (10157323)
畑下 博世  三重大学, 医学部, 教授 (50290482)
櫻井 しのぶ  順天堂大学, 公私立大学の部局等, 教授 (60225844)
キーワード地域看護学
研究概要

平成25年度の活動実績は以下のとおりである。
A県B保健所管内3市の協力を得て、実践事例検討をベースとした研修会を実施した。現場の業務との兼ね合いから2年計画の実施とした。実施に際しては①研修企画段階(どのような内容を盛り込むか、各市での課題取組みに当たってはどのような体制で行うか等)、②実践事例検討の進め方(検討会の焦点、ファシリーテータの役割など)、③実施の振り返りと次回への課題の3つの段階でリーダー期保健師と検討を重ねながら進めた。検討プロセスで話されたことについては、評価のための質的データとして整理した。また、中堅前期から中期保健師2名に対して、研修会参加を通しての意識や認識の変化、職業意識に影響する背景要因等に着目したインタビューを行った。現在、これらのデータについて分析を進めているところである。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

2: おおむね順調に進展している

理由

初年度の遅れは概ね取り戻した。昨年度末に方向性を見直し、プログラムの試行が遅れているが、当年度で実施評価まで到達できる見込みである。また、インタビュー調査対象を広げたために分析に時間がかかっているが、上期中にまとめの方向性を整理し結果の公表につなげられる見込みである。

今後の研究の推進方策

昨年度と同じ地域での研修プログラムを引きつづき実施し、研修の有効性を検証するために、各キャリアステージの保健師を対象に個別インタビュー・グループインタビューを実施する。実施結果は質的に分析し、研修参加者の思考や認識の変化を整理し、中堅期保健師育成のために必要な要素を抽出する。これらを研修プログラムの構成や実施プロセスと統合し、効果的な育成プログラムの要件と現場で実践するための条件をまとめる。
さらに結果の公表と課題検討のために、現場の保健師を対象としたワークショップ等を実施する。

次年度の研究費の使用計画

研究代表者の体調不良や異動に伴う研究協力者の見直しのために、3年間の全体の進行に遅れが生じた。また、一段階目の調査の分析結果により、想定以上の検討課題が見いだされ、追加調査と研修プログラム実施の見直しを必要とされたため、計画の変更を行ったために未使用額が発生した。
研修プログラム試行の継続実施、試行結果の検証のための聞き取り調査と分析、研究結果の現場への還元と今後への課題検討をねらったワークショップを実施する予定であり、次年度使用額はその経費に充てることとしたい。

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公開日: 2015-05-28  

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