研究課題/領域番号 |
23593383
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研究機関 | 宮城大学 |
研究代表者 |
鹿野 裕美 宮城大学, 看護学部, 准教授 (40510631)
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研究分担者 |
関戸 好子 宮城大学, 看護学部, 教授 (80216530)
山田 嘉明 宮城大学, 看護学部, 教授 (80200757)
桂 晶子 宮城大学, 看護学部, 准教授 (00272063)
伊藤 常久 東北生活文化大学短期大学部, その他部局等, 准教授 (10289738)
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キーワード | アクションリサーチ |
研究概要 |
平成25年度は「中一ギャップの生徒を支援するヘルスケアシステムモデル構築」を目的とし、研究協力の得られた3校の養護教諭と研究者によるアクションリサーチを実施した。研究の結果として、養護教諭がとらえた中学1年生の心身の特徴は90コードあった。また養護教諭は、中一ギャップを予防するために特有のヘルスアセスメントを行っていることが明らかになった。具体的なヘルスアセスメント項目として、<身体と心が疲弊している><人間関係づくりでの戸惑いがある><小学校と中学校の生活時間の変化に対応できていない><弱音を吐かず我慢を続けている>など、13項目のカテゴリーが抽出された。アセスメント後は学級担任等の教職員と連携しながら、生徒の心身の健康に対応するためのヘルスケアシステムを構築し、個別の支援を実施するとともに支援活動を評価していることが明らかになった。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
本研究課題は平成23年度~25年度の研究期間であったが、東日本大震災発生による影響のため、予定していた計画を1年ずつ繰り越して実施している。平成25年度は、2年次の研究課題であった「アクションリサーチによるヘルスケアシステムモデル構築」について研究を実施し、ほぼ予定通りの成果が得られている。
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今後の研究の推進方策 |
本研究は、事業期間を平成26年度まで期間の延長を申請し承認が得られている。平成26年度は3年次の研究課題として「ヘルスケアシステムの介入および効果の検証」を実施する予定である。
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次年度の研究費の使用計画 |
本研究課題は、平成23年度から平成25年度までの3年間の研究期間であったが、東日本大震災発生によりフィールドの確保等に影響が生じ、現在は予定していた計画を1年ずつ繰り越して実施している状況にある。平成25年度は2年次の研究課題「アクションリサーチによるヘルスケアシステムモデル構築」についての研究を実施し、2年分の研究活動費を支出した。3年次の研究課題は未着手であり、その研究経費については次年度使用を予定している。 平成26年度は3年次の研究課題である「ヘルスケアシステムの介入および効果の検証」を実施するための経費について支出を予定している。
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